昨晩は思考が空転して寝床でまんじりともせずにいた。やがて暁が部屋を満たして、それを恨みがましく睨めつけながら布団を剥いだ。全身に真綿でも詰められたようにフワフワと所在がない朝である。午まではただ何をするでもなく過ごしたが、それでも空腹を訴…
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